2005/10~ Radeon X1k 90-80nm DX9.0 OGL2.0~
接続インターフェイスを完全にPCIeに移行した製品群。内部色処理10bit。デュアルリンクDVI二系統をダイ統合(ただし、ミッドレンジ以下のDL動作/シングルリンクHDCPの実装はメーカー依存)。HDTV出力はいまだRageTheaterチップでの対応となる。X1kシリーズは、Win2kで使える最後の世代。これ以前の製品群は、Catalyst9.3を以てサポート終了であり、Win7においては建前上非サポートということになっている。
チップ名 | 製品族名 | 映像出力 | Bridged-AGP | 注釈 |
DVI | HDCP |
R580 | X1950XTX | DD | S? | | R580/520系のCrossFireは、X850/800同様マスターカードを要するケース外部DVIケーブル接続。 |
| X1950XT | DD | | ○ | |
| X1900XTX | DD | | | |
| X1900XT | DD | | | |
| X1900GT | DD | | | |
R520 | X1800XT | DD | | | |
| X1800XL | DD | | | |
| X1800GTO | DD | | | |
RV570 | X1950Pro | DD | | ○ | RV570のCrossFireは、SLI同様ケース内部で接続のNativeCrossFireとなった。 |
| X1950GT | DD | | ○ | |
| X1650XT (RV560) | DD | | ○ | RV570のメモリバス/3Dユニット削減版。基板の差なのか、なぜか上位の1950Proとほとんど消費電力が変わらず、人気はイマイチ。 |
RV530 | X1650Pro | D | | ○ | RV530/515は、リファレンスDL-DVI一系統。 |
| X1650 | D? | | ○ | |
| X1600XT | D | | ○ | |
| X1600Pro | D? | | ○ | |
| X1300XT | D? | | | |
RV516 | X1550 | D? | | ○ | RV515の80nmシュリンク品。1550と1300は同一のデバイスID。なにげにRV515のX1550もある。 |
| FireMV2250 | SS | | | |
RV515 | X1300Pro | D? | | ○ | |
| X1300 | D? | | ○ | |
| X1300HM | D? | | | |
RV370 | X1050 | S | | ○(RV360) | 旧チップのため、AVIVO等R500番台でサポートされた機能にはもちろん対応していない。 |
2004/06~ Radeon X 130-110nm DX9.0 OGL2.0~
AGP-PCIe移行の過渡期の製品群で、インターフェイスの違いによりダイの種類も多くなっている。Rage TheaterチップによるHDTV(コンポーネント)出力に対応。
チップ名 | 製品族名 | 注釈 |
R480(PCIe)/R481(AGP) | X850 XTPE/XT/Pro | PCIe版X850/800は、マスターカード(と対応M/B)を用意することCrossFireを利用できる。マスターカードには、スレーブカードからのデータ受信用にTMDSレシーバチップを載せているのが特徴。TMDSはシングルリンクのため、この世代のCrossFireは画面解像度WUXGAまでに限られる。 |
R423(PCIe)/R420(AGP) | X800 XTPE/XT/Pro/SE |
R430(PCIe) | X800 XL/GTO/std/GT | X800/XLには変換ブリッジを介したAGP版あり。GTO/GTには、コアがR480/423の場合もあるとか。 X800GTOとX800無印は同一のデバイスID。 |
RV410(PCIe) | X700 Pro/std/LE | 変換ブリッジを介したAGP版あり。 |
RV380(PCIe) | X600 XT/Pro
FireMV2400-PCIe | RV380/370は、インターフェイスがPCIeになっているだけで、機能的にはR300世代と変わっていない。 |
RV370(PCIe) | X550, X300 std/SE/HyperMemory
FireMV2200-PCIe | HyperMemoryは、nVIDIAのTurboCacheとほぼ同様の機能。 |
2002/11~ Radeon 9800-9500 150-130nm DX9.0 OGL1.5~
買収したArtXの技術者が初参加。AGP8x対応。400MHzの10bitRAMDAC二つ、シングルリンクTMDSトランスミッタ一つを統合し、二系統出力が標準化。ここからX1kシリーズまで、二系統出力ビデオカードは二つの論理VGAデバイスとして認識されるマルチファンクションデバイスとなっている。
チップ名 | 製品族名 | 注釈 |
R360 | 9800XT | |
R350 | 9800 Pro/std/SE | |
R300 | 9700 Pro/std, 9500 Pro/std | |
RV360 | 9600XT | |
RV350 | 9600 Pro/std/SE,9550 std/SE |
2001/09~ Radeon 9250 以前 150nm DX8.1 OGL1.3~
Radeonが初めて二系統同時出力をサポートしたのは、2001年のRadeonVE。9000以降のGPUは、400MHzのRAMDAC二つ、シングルリンクTMDSトランスミッタ、SDTVエンコーダをダイ統合している。 9800-9000を販売していた頃のATiは、Matroxのような自社販売から、nVIDIAのようなGPUのOEM供給に比重を移していった時代であり、メーカーによりアナログ画質(特にローエンド製品で)のばらつきが大きかった。俗に言う「ATi純正信者」の存在は、この辺の理由による。 なお、これ以前の製品群は、Catalyst6.5を以てサポート終了している。
チップ名 | 製品族名 | 注釈 |
RV280 | 9200 Pro/std/SE, 9250
FireMV 2200/2400-PCI | RV250のAGP8x対応版。 |
RV250 | 9000 Pro/std/LE | |
R200 | 8500 std/LE/LELE | 内蔵RAMDAC一つのみ? 8500以降9800までのいくつかのビデオカードはHDTV Adaptorを別途用意することで、VGAまたはDVI端子からコンポーネント出力可能。 |
RV200 | 7500 std/LE | DX7世代。 |
RV100 | VE(7000) | DX7世代。GF2MX対抗で、セカンダリRAMDACとTMDSトランスミッタを統合し、ATiで初めて二系統同時出力をサポートしたカード。ATiのTMDSトランスミッタはこの世代で既にUXGA出力が可能な帯域を持っていたようだ。 |
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