2005/06~ GeForce 7 110-80nm DX9 OGL2.0~
接続インターフェイスを完全にPCIeに移行した製品群。HDTVエンコーダをダイ統合。さらにミッドレンジ以上のチップで、最低一系統のデュアルリンクDVI対応がなされている。メーカーによってはHDCPキーROMを用意し、独自にHDMI端子を実装した製品も出てきた。全製品サーマルモニタ有効化はここから。
ディスプレイのCRT→LCD移行を反映してか、アナログRGBの二系統同時出力ができない製品も出始めた。
チップ名 | 製品族名 | 映像出力 | Bridged-AGP | 注釈 | |
---|---|---|---|---|---|
DVI | HDCP | ||||
G71 | GF7950GX2 | DD | S | QuadSLI可能なデュアルGPUカードで、使用にはM/B-BIOSの対応が必須。 | |
GF7950GT | DD | S | ○ | ||
GF7900GTX | DD | ||||
GF7900GT | DD | ○ | |||
GF7900GS | DD | ○ | |||
G70 | GF7800GTX512 | DS | |||
GF7800GTX | DS | ||||
GF7800GT | DS | ||||
GF7800GS-AGP | S(D) | ○ | 登場当初DL-DVI非対応だったが、後に出力可能な90nm版が登場した。 | ||
G73 | GF7600GT | DS | (S?) | ○ | G73は、06年12月から80nm版チップが出ている。 |
GF7600GS | DS/S | ○ | |||
GF7300GT | S | ○ | |||
G72 | GF7300GS | S | |||
GF7300LE | S | ||||
GF7200GS | S | G7x系の中では72GSだけSLI非対応 | |||
NV44 | GF7100GS | S | ローエンドながらソフトウェアSLIに対応する。 |
2004/06~ GeForce 6 130-110nm DX9 OGL2.0~
内蔵TMDSトランスミッタのWUXGA対応。内蔵TVエンコーダもチップの改版に伴いHD解像度(・・・コンポーネント出力)に対応するようになる。カードメーカーが独自に、基板上に映像出力チップを搭載した製品が多かった時代はここまで。
AGP-PCIe移行の過渡期の製品群で、接続インターフェイスの違いによりチップの種類も多くなっている。
チップ名 | 製品族名 | 注釈 |
---|---|---|
NV48(PCIe) | GF6800Ultra512MB | NV45のVRAM512MB搭載品。外部チップによるデュアルリンクDVI一系統。 |
NV45(PCIe) | GF6800 Ultra/GT | NV40ダイにブリッジ回路を統合し、PCIe対応させたもの。 |
NV42/41(PCIe) | GF6800 GS/std/XT/LE | NV42はHDTVエンコーダ統合した110nmシュリンク品。わずかながらブリッジを介したAGP版68GSも存在する。 |
NV40(AGP) | GF6800 Ultra/GT/GS/std/XT/LE | AGP版の6800は、ほとんどがこのチップ。ハードウェアの改造無しにスペックアップ(ピクセルパイプの増量)できたりした。 |
NV43(PCIe) | GF6600 GT/std NVS440-PCIe | HDTVエンコーダ統合。ブリッジチップを介したAGP版あり。AGP版66GT登場初期には、ブリッジチップの冷却不足と見られる障害が多発し、ブリッジを使用したnVIDIA-PCIeビデオカードへの不信を招いた。 |
NV43v(PCIe) | GF6600LE, GF6200 | 6200には変換ブリッジを介したAGP版あり。 |
NV44(PCIe) | GF6500,GF6200TurboCache NVS285-PCIe | 6200TCは、VRAMをメインメモリから動的確保できるようにした製品。最低512MBのメインメモリが必要。VRAM16MB品はメモリバス32bitというしょんぼり仕様。TC付きだと性能が出ない、という迷信を広めてしまったカード。 |
NV44A(AGP) | GF6200A | nVIDIA最後のネイティブAGPチップ。PCI版もある。 |
2003/03~ GeForce FX(5) 150-130nm DX9.0 OGL1.5~
3Dfxを買収し、シリーズ名にもFXと付けた製品群。このシリーズから、同一アーキテクチャでハーエンドからローエンドまでラインナップを揃えるようになる。カードメーカーに依ってまちまちだった基板設計を規制し、画質面での底上げを図るようになったのはここから。VGAドライバの名称はDetonatorからForcewareへ改称。
400MHzのRAMDAC二基、UXGAまでのTMDSトランスミッタ(←Detonator40系ドライバではWUXGA出力設定可能だったが、VerUpに伴いDVIでのWUXGA出力は外部TMDSトランスミッタ搭載品のみに限定)、SDTVエンコーダをダイ統合。ローエンド製品でも二系統出力がほぼ標準化された。
一応Vista対応の製品群だが、nVIDIA公式ドライバでのサポートは限定的。(Vista上で組み合わせられるのはGF7まで)。XP/2kOSでは175.19を以てサポート終了となっている。
チップ名 | 製品族名 | 注釈 |
---|---|---|
NV38 | FX5950Ultra | FX5950/5900等のハイエンド製品は、基板上に他社製映像出力チップを搭載することで、DVI-WUXGA表示やHDTV出力に対応した品もある。 |
NV35 | FX5900 Ultra/std/SE/XT, PCX5900 NVS280-PCIe | FX世代のPCX~は、基板にAGP-PCIe変換ブリッジチップを付加したもの。ブリッジの分、余計に発熱する。 |
NV30 | FX5800 Ultra/std | 高負荷時の爆音ファンが話題になったカード。ロケットやヘアドライヤー等と組み合わせた様々な皮肉コラージュが作られた。自作ユーザーが、絶対性能よりも騒音を気にするような一般層まで広がっていたことを印象づけた製品。 |
NV36 | FX5700 Ultra/std/VE/LE | |
NV31 | FX5600 Ultra/std/XT | |
NV34 | FX5200 Ultra/std, FX5500 NVS280-PCI | NV34系はRAMDAC350MHz。 |
GeForce 4 以前 180-150nm
nVIDIAが初めてGPUに二系統同時出力を機能を組み込んだのは2000年のGeForce2MX。この頃は、ハイエンド製品として設定されたGeForce3と差別化を図るためのオマケ機能、といった格好。実際に二系統出力を実装するかどうかはカードメーカーに委ねられ、低価格カードは単出力しかできない製品も多かった。
同時出力に本腰を入れ始めたのはGF4Ti/MXから。350MHz-RAMDACを二基ダイ統合し、マルチディスプレイ機能の呼称をTwinViewからnViewに名称を変更。複数カードを組み合わせることで、最大16台のディスプレイ接続を可能とアピールした。セカンダリ出力でのオーバーレイや画面回転表示等も可能になったのもここから。
チップ名 | 製品族名 | 注釈 |
---|---|---|
NV28 | GF4Ti4800 std/SE, GF4200-8x | 下記GF4Ti/MXのAGP8x対応品。GF4以前のドライバサポートは製品はForceware94.24で終了している。 |
NV18 | GF4MX 440-8x/420-8x, GF4000 NVS280-AGP8x | |
NV25 | GF4Ti 4600/4400/4200 | DX8.1世代。 |
NV17 | GF4MX 460/440/420 NVS200-AGP4x | DX7世代。SXGAまで対応可能なTMDSトランスミッタを二基内蔵しているが、実際にDualDVI製品として出たのはQuadro系のみ。 |
NV11 | GF2MX 400/std/200 | GF3/GF2GTSの下位として設定された製品。セカンダリRAMDAC/TVエンコーダを基板上に実装。発売当初は、セカンダリ出力はSVGAまでしか出力できず、オーバーレイも使用できなかった。 なお、GF2以前のドライバサポートはForceware70台で終了している。 |
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